不妊原因は男性?女性?
不妊原因は男性5割、女性5割。男性不妊の原因は造精機能障害が最も多く、その他性交障害があります。女性の不妊原因は排卵障害、卵管卵管障害、着床障害など、多岐にわたります。二人目不妊の原因についてもわかりやすく説明しています。
男性不妊の原因
不妊の原因は男性にある場合もあります。不妊原因の約5割は男性側にあります。男性不妊の原因として90%以上を占めるのが造精機能障害です。そして残りの1割は性交障害、いわゆるED(インポテンツ、勃起不全)です。
造精機能障害とは、精子の数が基準より少ない、精子濃度が低い、精子運動率が悪い、精子の奇形率が高い・・・などがあります。中には精子が全くないという無精子症が原因のこともあります。造精機能障害の原因としては、加齢、環境ホルモンの影響、生活習慣病、食生活の乱れによる亜鉛不足、ストレス、喫煙…などが挙げられます。
男性不妊については別ページにて詳しく説明しています。
二人目不妊
二人目不妊とは、一人目はすぐに妊娠したのに、二人目はなかなかできないというケースです。二人目不妊の原因は、年齢が上がっていること(これは当たり前です)、性交渉の数が相対的に減ってしまうこと、一人目が出来、育児ストレスによるホルモンが乱れやすいことなどが挙げられます。また。これはまれなケースですが、一人目の出産のときに、大量の出血などトラブルがあったり、感染症に感染するなどは二人目不妊の原因になります。
不妊の原因 女性
女性の不妊原因としては、排卵障害、卵管障害、着床障害などが挙げられます。まずは妊娠の前提として排卵があること、これが絶対条件になります。排卵がほとんど起こらない無排卵症の場合、月経周期の乱れを改善し排卵をホルモン治療によって誘発させることが必要になります。排卵自体はうまくいっても良質な卵が排卵されるとは限りません。また卵巣機能が低下すると毎月排卵が起こりません。長らく排卵が行われないと卵巣機能が著しく低下し、不妊治療継続が困難になるケースもあります。→排卵障害
良質な卵がしかるべきタイミングで排卵されたとしても、24時間以内に良質な精子と出会わなければなりません。卵管が詰まるなどして卵管に障害があれば卵が精子と出会うことはできません。→卵管障害
さらに、タイミングが合って受精したとしても途中で細胞分裂が止まってしまうケースもあります(化学的流産)。仮に細胞分裂が進み、うまく子宮に着床するかどうかはまた別です。子宮以外に着床してしまう子宮外妊娠は流産を引き起こします。
子宮に上手く着床したとしても、子宮に筋腫があったり内膜症で癒着していた場合、赤ちゃんの成長が妨げられる不育症のケースもあります。→着床障害
あらゆる段階であらゆる危険をクリアしなければならず、妊娠成立はまさに奇跡だといっても過言ではありません。不妊を経験している男女であればなおさらその奇跡を実感し、赤ちゃんへの愛情が増すでしょう。
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