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体外受精の採卵

体外受精とは、通常は体内で行われる卵子と精子の受精を体の外で行い,順調に受精・分割した卵(胚)を子宮内に移植する方法を体外受精といいます。

体外受精による場合は、まず排卵のタイミングで採卵します。良好な卵を確認後、卵胞液を吸い取って卵を採取します。このときに重要なのが、採卵前に排卵しないように排卵抑制剤を打ったり、ここぞというタイミングで排卵させるために卵巣刺激ホルモンを打ったりします。採卵へ向けて周期はじめから準備を行います。

採卵時の痛み

採卵時に痛みがどの程度かは基本的には個人差、クリニックの方針によります。採卵に麻酔(局所麻酔)を使用するクリニックでは痛みがありません。麻酔が切れたときに痛みを感じる人はいるようです。チクチクとした痛みが1日残るという体験談もあります。無麻酔採卵のクリニックでは、特に細い針を使用すると思います。細い針なので痛みは少ないと言いますが、中には半日チクチクとした痛みを味わう人もいるようです。

自然周期採卵

自然周期採卵とは卵胞の自然な発育を待ち、採卵する方法です。もし不妊でなければ毎月1個は赤ちゃんになれる良好卵子が排卵されているはずです。もし自然周期採卵が不可能な場合は次に説明する刺激周期法によるしかありません。自然周期採卵のデメリットは、10%程度の確率で採卵前に排卵が終わってしまうこと、採卵数が少ないことがあります。メリットは、過剰刺激を繰り返して卵子を消費することが少ないこと、OHSSを防げること、薬剤の大量投与が不要なので経済的に抑えることができること、連続して治療ができることなどです。 自然周期採卵による採卵数は、34歳までだと平均3.5個、35歳〜39歳は2.7個、40歳以上では平均1.2個となります。

卵胞刺激法(刺激周期)は一回の採卵で卵の量が多いというメリットがあり、IVF-ET(体外受精-胚移植)においては殆どこの方法が取られます。GnRH+hMG法で卵胞を発育させる方法です。具体的にはスプレキュアやナサニールなどのGnRH製剤を使いながら、適当な時期からは卵巣刺激ホルモンのhMGを注射します。刺激を強くすると、卵の量が多くなるのですが、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)という副作用(腹水が溜まったり、多胎妊娠しやすい)といった副作用が出やすいのです。また刺激周期法は体に負担をかけてしまうので卵巣をいたわるために、連続治療が難しくなります。さらに、卵子の質が治療を続ける度に低下していくというジレンマも報告されています。

どちらの方法でいくかは、年齢と採卵数、卵の質などを考慮しながら自分に合った方法を選択すべきです。

KLC 採卵の痛みは?

kLCとは加藤レディースクリニックのことです。知る人ぞ知る!超有名不妊専門クリニックです。体外受精で特に実績があり、平均37.9歳で体外受精の成功率がなんと40%。これは驚異的な数字です。そのため、『最後の砦』として全国からわざわざやってくるほど。

さて、KLCの採卵は、4階IVF受付をへてすぐ5階リラックスルームへ。そこで着替えをしてトイレ、オペ室前にて待機。とにかく女性がたくさんいて、この人たちみんな不妊で悩んでいるのだなあと思うとなんだか妙な連帯感が湧いてくるのです。がんばれ、みんな、がんばれ、自分!

KLCは無麻酔採卵です。オペ室に入ると卵胞液ごと吸い取られます。培養士さんが「ワンエッグ」と声をかけます。数針さして卵胞液を吸い取っては卵の数を確認します。卵には空胞の場合や、変性卵の可能性もあり、中には0個という場合もあります。痛みは個人差ですが、全く痛くないという人から、数日間やや痛みが残るという人もいます。ただ針が他の病院よりも細いこと、麻酔を使わないということから副作用が少ないのです。針を刺したときにチクっと痛みますが、我慢できる痛さです。採卵自体の時間は数分程度。ベッドで20分ほど休んでいる間に採卵数などを知らされます。ちなみに採卵時には固定費4万円(採卵できなかった場合は2万円ほどバックされます)がかかります。

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