男性不妊の原因
不妊症の原因の実に50%は男性側にあるのです。そしてその多くがEDや精子異常など造精機能障害に原因があります。男性不妊の現状、原因、治療や検査を解説するとともに効果の高いサプリや漢方について紹介します。
男性不妊の現状
男女別不妊原因について、男性のみに原因があるケースが3分の1、女性のみ3分の1、男女共3分の1といわれています。つまり、男性側に原因があるケースが5割近くを占めていることになります。
かつては不妊というと女性だけの問題とされ、今でも多くの女性が一人で悩んでいるケースが散見されます。従って、子作りを始めて一年以上たっても子供が出来なかったら、女性だけでなく男性の不妊の可能性も疑ってみるべきなのです。
男性不妊とは
最近は環境ホルモンの影響で男性不妊が増えているという報告もあります。 WHOの基準では、1回の射精量が2ml以上、精液1mlあたりの精子の数が2000万以上、運動率(前進運動率)50%以上、奇形率15%以下、生存率75%以上を正常としています。精液検査によってこのような基準に達しない場合を不妊症(男性不妊)と診断します。
ただし、精液検査をで基準を下回る数値が出たとしても、精液採取時の体調(過労、睡眠不足など)によって、精液の量や検査結果に変動をきたすことはよくあるケースです。従って、検査をおこなうときは、心身ともにベストな状態で望むことが重要です。
男性不妊のほとんどは精液検査でわかりますし、治療で妊娠するケースは年々増えています。不妊の原因を早く見つけて対処するためにもまず一度精液検査をおすすめします。
男性不妊の原因
男性不妊の原因の約90%が造精機能障害です。残りの10%は、副性器障害、精管通過障害、性機能障害などがあります。以下では造精機能障害及び性機能障害について解説します。
造精機能障害とその原因
造精機能障害とは、精子数が少ない、運動率が低い、奇形率が高いなど健全な精子を作り出すことができない状態をいいます。これらの正常基準値は上を参照。
より具体的にみると、造精機能障害には欠精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症などがあります。
性機能障害とその原因
性機能障害には、主に射精障害とED(勃起不全)があります。
射精障害とその原因
射精障害とは勃起には問題がなくても射精ができない状態をいい、膣内射精不能が代表的です。
マスターベーションで射精ができても、膣内では射精できないケースが半分以上を占めます。原因としては、普段から刺激の強すぎるマスターベーションをしすぎて膣の刺激による射精が困難になってしまうのです。他にもプレッシャーなどでセックスに集中できないことが挙げられます。
ED勃起不全とその原因
加齢やストレス、不規則な食事、運動不足、喫煙やお酒の飲みすぎなど生活パターンによるところが多いようです。高血圧や高脂血症などの生活習慣病の方はさらにEDリスクが高まります。なぜでしょうか?
通常、性的刺激が脳からの信号により陰茎海綿体の動脈が大きく広がり、血液が流れ込みます。動脈の広がりが不十分だと十分な血液が陰茎に流れ込まずに勃起しないのです。生活習慣病の方は血管が動脈硬化傾向がありますのでEDリスクが高くなるのです。
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