卵管通水で検査後、妊娠?
卵管通水・卵管通気検査は卵管癒着を起こしている場合などは特に痛みを感じたり、子宮付近の下腹部が張ったりします。一方で検査後は卵管の詰まりが改善され、妊娠しやすい期間となります。
卵管通水検査の痛み
卵管通水検査は痛い、とよく耳にしますが、本当に痛いのでしょうか?不妊治療において、卵管の詰まりが不妊原因なのかどうかを確かめる検査が卵管通水検査です。卵管造影検査とはちがいます。卵管をより詳しく調べる検査が卵管造影検査です。
卵管通水検査は、まず子宮口に蓋をして、その状態のまま子宮内に生理食塩水を注入することで卵管に詰まりがないかを調べるものです。
中には卵管の通気機能を調べるための通気検査を行う場合もあります。この場合は子宮に生理食塩水ではなく炭酸ガスを注入し、その通過性を見ます。
卵管に詰まりがある場合は痛みを感じる人が多いのは事実です。激しい痛みを感じないまでも、子宮付近が張ったり、重たい鈍痛を感じる人もいます。卵管が癒着している場合は、炭酸ガスによりその癒着をはがすことになるの卵管通水よりも卵管通気検査の炭酸ガスのほうが痛むという声もよく聞きます。とくに卵管癒着の場合は炭酸ガスによって癒着がはがされることになるので、強い痛みを感じることがあります。痛みを感じた場合は我慢せずに医師に伝えてください。
卵管通水検査後に妊娠?
卵管通水検査後にはよく妊娠しやすいと言われます。それは、この卵管通水・通気検査は卵管癒着状態を改善し、妊娠しやすくする効果があるからです。検査後3〜6か月間は妊娠しやすい期間として「ゴールデン期間」と呼ぶこともあるようです。痛みを感じた場合はむしろ卵管通水検査によって妊娠しやすい状態となるので、期待してもいいでしょう。ただし、統計的には検査後に5〜10%程度妊娠しやすくなる程度のようです。
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