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体外受精の方法

体外受精とは、通常は体内で行われる卵子と精子の受精を体の外で行い,順調に受精・分割した卵(胚)を子宮内に移植する方法を体外受精といいます。

医学用語ではIVF (In Vitro Fertilization)と表記されます。体外受精が行われだした頃、「試験管ベイビー」と表現されましたが、実際は採取した卵子と精子はシャーレに入れられ、受精させます。その後、受精卵をさらに培養液の中で育て分割を進行させて、4分割卵以上になったら子宮内に移植するのが、基本的な流れです。

不妊症の場合、多くの検査を受けてもなお「異常なし」と診断された場合、一体私の何がいけないのだろうか?と悩む女性が多いのです。いわゆる「原因不明不妊」です。このような原因不明不妊の多くは、卵管采のピックアップ機能がうまく働いていないなど検査では把握できないところに原因があると言われています。その場合に非常に有効な手段となるのがこの体外受精(IVF)なのです。

体外受精では、できるだけ多数の成熟卵胞を得て、それらから多数の卵子を得ることが重要となります。そこで、本来のホルモン動態を抑制し、排卵誘発剤を投与することにより、多数の成熟卵胞を発育させる方法が取られます。

体外受精のメリット・デメリット

メリットとしては、精子と卵子を効率よく出会わせて受精させることが可能である点、着床さえすれば妊娠が成立する点、妊娠確率が20%から40%と人工受精に比べて高い点があります。 デメリットとしては、保険適用されないため全額自己負担である点、費用が一回あたり30から50万と高額である点が挙げられます。

体外受精の成功確率

体外受精の成功確率を見てみると、妊娠成功率は20〜40%だと言われています。 体外受精を得意としているクリニックもあり、成功率が30%以上だと評判がいいほうだと認識してよいと思います。ただし、成功率は年齢に大きく依存します。30代前半までですと、成功率が40%と誇るクリニックも中にはあります。2回以内で成功する人が8割ということです。ただし、30代後半は平均して10%程度まで低くなると言われています。(クリニックによってはもっと高いところもあります)

現在日本では体外受精(IVF)で年間1万2000人以上の赤ちゃんが誕生しているそうです。また、日本産婦人科学会によるとその累積出生児数は10万人を超えたという報告があります。また別な資料によると65人に1人が体外受精によって誕生していると言われています。今後はもっと体外受精による妊娠・出産が増えるでしょう。体外受精はもはやありふれた妊娠方法の一つだと認識すべきです。

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